マドンナの語源。
夏目漱石の『坊ちゃん』について綴った文章に目を通す機会がありました。
それによると、「マドンナ」の語源は、同作の登場人物だそうです。
加えて、「マドンナ」という言葉のルーツには、聖母マリアの存在があるようです。
こうした発見は嬉しいですね。
ところで、夏目漱石という作家は自身を幾人かの登場人物に投影させた上で、「近代的インテリ」としての側面に厳しい目を注いでいたように見えます。
これは、2年ほど前に『こころ』を読み返した時にも感じたことです。
(『坊ちゃん』では赤シャツ、『こころ』では先生を想定した話です。)
文学については、相当に深掘りしないと「趣味」の世界で終わってしまいそうですが、先々何かの分野を専門的に学ぶことがあれば、取り組んでみたいテーマの一つです。