西大伍移籍。
今日は、応援しているサッカーJ1鹿島アントラーズに関しての記事を書くことにしました。
本日、クラブからの公式発表で、西大伍選手が移籍することを知りました。
数日前から、そうした記事は出ていましたが、改めて決定した事実として目にすると、まずは残念な気持ちになります。
少し前にも、「ミスター鹿島アントラーズ」として、長年クラブの象徴であり続けた小笠原選手が、今季限りでの現役引退を発表していました。
さらに、ディフェンスの柱である昌子選手もフランスのトゥールーズに移籍しましたので、結果として非常に動きの激しいオフシーズンになっています。
実は個人的に、小笠原選手がいない来季のピッチで鍵を握るのは、西大伍選手と土居聖真選手ではないかと考えていました。
理由は、いずれも、プロフェッショナルな姿勢を見せることができる(ことが多い)選手で、ボールを止める・蹴るといった基本的な技術に秀でているように見えていたからです。
明確なキャプテンシーを発揮するタイプではないでしょうが、強烈なリーダーシップを持つ存在が去った後には、組織の哲学をよく理解した人材が後を継ぎ、若手を中心とする残された戦力が団結することで、先代を超える偉業を成し遂げられるのでは?、との期待がありました。
ちょうど、カリスマ経営者が去った後に、調整型のリーダーが任に就き、結果として会社組織をより強固なものとしていくような具合ですね。
そうした中で、西選手が「移籍」という決断を下したことについては、それはそれで1つのメッセージであろうと受け取っています。
思慮深い選手ですから、きっと色々な要素を総合的に判断しての結果であろうと思われます。
それにしても、移籍先となるヴィッセル神戸としては、まさに的確な補強をしたものだというのが率直な感想です。
というのも、ポドルスキーやイニエスタといった豪華な前線に対して、どうしても見劣りしがちな中盤や守備陣にあって、西選手のように創造性と物言える気質を併せ持ったプレーヤーが加わることは、明らかにプラスに働くと思われるからです。
同じJ1リーグを戦うライバルとしては脅威ですが、西選手の新天地での活躍を期待しつつ、見守っていきたいと思います。