デザイナーズ○○。
とあるデザイナーズ物件を見てきました。
場所は都内城南地区、駅から徒歩3分、近隣に国立大学もある住宅街です。
外観からして個性的で、かなりお金をかけて建てられた印象がありました。
内装も、無垢の床がウリのリフォーム会社が手がけており、色々と工夫を凝らしているようでしたから、少なくともしばらくは人気が出そうです。
ただ、家賃が月額12.5万円もするので、ワンルーム約25平米+ロフトという一人暮らし用の間取りにしては、ちょっと高すぎるのでは?というのが正直なところでした。
どうも、「デザイナーズ」という謳い文句で強気の値付けをする発想が、性に合わないのかもしれません。
前、何かの理由で渋谷にあるデザイナーズホテルに無料で滞在させてもらったことがあったのですが、その時も似たような感想を抱いたことがふと思い出されました。
たしかにパッと見た印象は洒落ているのですが、壁紙などに使われている素材が意外とグレードの低そうなものだったり、水回りの使い勝手が悪かったりしたことばかりが、記憶に残っています。
と書きながら、昨年末にカンブリア宮殿で耳にしたデサント社長の言葉が蘇ってきました。
たしか、ホスト役の村上龍さんからの「デザインは二の次って本当ですか?」というような問いする回答で、「(二の次ではないですけど、)機能性を追求した結果、自然とデザインされた製品が出来上がる」といったお話をしていたかと。
デザイナーズ○○とは対極にある考え方かもしれませんね。
双方に良し悪しがあるでしょうし、好き嫌いが分かれるところだと思いますので、自身で手がける物件については継続的に最適解を求めていきたいと思います。