p s u k e の 俯 瞰 慧 眼

溢れ出る言葉の記録として書き綴っているブログ。まずは何より自分のため、でも誰かの何かに響けば尚倖。

犯罪発生率と近未来の風景。

このところ、某県の特定エリアで発生する様々な事件が、立て続けにニュースを賑わしていますね。

統計資料を確認したわけではないのですが、「傾向」はあるように感じます。

それでふと、アメリカで不動産投資をしている方の話を思い出しました。現地で投資対象を選ぶ際、数字の見通しなどに加えて、「治安」が重要な判断材料になるのだそうです。

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この感覚、今の日本ではあまり実感がないかもしれません。ですが、今の子ども達が大人になる頃には、割と無視できない指標になっているのではないか?一連の報道を目の当たりにして、そんなことを考えています。

その善し悪しはひとまず脇に置くとして、日本はこれから少なくとも数十年に渡って、いわゆる「格差社会」の方向に突き進むことが予想されます。そうなった時、相対的に貧しいエリアは、目に見えるレベルで犯罪発生率が上昇する可能性を孕んでいると思われます。

とここまで書いてきて、村上龍が『愛と幻想のファシズム』で描いた、スラム街にそびえ立つ豪勢なビル(「セレブリティビル」という分かりやすい名前でした)のイメージを思い出しました。場所は晴海だったので、その点では現実と異なっているかもしれません。しかし、今から数十年後、「ベッドタウン」と呼ばれる地域がどんな光景になっているのか、かなり気がかりです。