p s u k e の 俯 瞰 慧 眼

溢れ出る言葉の記録として書き綴っているブログ。まずは何より自分のため、でも誰かの何かに響けば尚倖。

読書のリハビリ。

しばらく読書から遠ざかっていたのですが、少しずつ再開する時期に来たようです。

それで、リハビリとして手に取ったのが、村上龍の『コインロッカーベイビーズ』。二子玉川蔦屋家電で、2日間、計2時間ほど費やした結果の選択でした。

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これまで、後継作に当たる『愛と幻想のファシズム』を読み返すことの方が多かったのですが、自分の状況が落ち着いてくるにつれ、より「原始的な」作品に当たる余裕ができるのかもしれません。不思議ですね。

さて、肝心のコインロッカー〜、昨日1日で約550ページのうち、350ページほどまで読み進めました。冒頭100ページくらいは力技で消化した感じでしたが、だんだんとページを捲る手が捗るようになりました。

描写についての比喩は、果たして上手いのか分かりません。「○○のような●●」と言われた時に、そのどちらにも馴染みがないと、映像化しようがないので。ただ、一瞬の風景や状況からこれだけの情報量を受け取っていながら、現実世界と折り合いを付けたことに改めて驚かされました。

残り200ページを放ったらかしにせず、最後まで読みきりたいものです。